ABOUT  THIS SHOP

鹿児島県にある小さな島、徳之島(とくのしま)。

奄美大島と沖縄の間にあるけれど、そのどちらとも一味違う未知なる魅惑の島。
そんな島出身の店主がセレクトした徳之島らしいアイテムを取り扱っていきます。

テーマは【あなたと徳之島、そして未来を結う(ゆう)】

「結」とは、バラバラになっているものを一つにむすびつけること。
徳之島には「結いの心」という昔から大切にされている言葉があります。
人と人の繋がりを大切にし、互いに協力し合う心を指します。

とくのしまcafeをきっかけにして、
たくさんの人に徳之島を知ってもらい、島を好きになってほしい。
今は徳之島を離れている人たちに、島との繋がりをいつまでも持っていてほしい。

そしてみんなの島を想う気持ちを結びつけて、そこから笑顔が生まれていったら素敵だろうな。
それはみんなから徳之島への贈り物になって、私なりの島への恩返しになるんじゃないかな。

そんな想いでこのテーマを掲げ、当店はオープンしました。

利益の一部は、島の子どもたちの環境教育への活動支援金とします。
子どもたちは、これからの島を担っていく存在です。
教育によって子どもたちが島を想う気持ちを育んでいくことは、この先ずっと続く徳之島の未来へと繋がり、きっとそれは私たちみんなの笑顔に繋がっていくことでしょう。

”とくのしまcafe"を通じて、島をぐっと身近に感じ、そして笑顔になってもらえたなら幸いです。


●環境教育…自然や環境問題について学び、その事について自ら考え、行動できるよう教育していくことです。座学だけではなく、外で遊びながら体験して学んでいくことも大切。
自分の住む地域を学び、深く知っていくことで、そこへの愛着・誇りが生まれる。そうすると住民が中心となって地域を守り・育てて行く、このような効果が期待されます。住民主体となった地域づくりは、持続的な地域づくりの可能性を秘めています。

●支援先やここに至るまでのお話は、ABOUTに記載しております。

●九州本土を走り回る、笑顔を結うキッチンカー開業を目指しています。
Tinyジェラートをメインに、店主セレクトの徳之島アイテムを取り扱う予定。
日々の取り組みや徳之島関連の情報をインスタグラムにて随時更新中です。
宜しければ覗いてみてください。
応援してくださると喜びます。

ABOUT ME

sato(さと)|とくのしまcafe店主


■人と島を繋ぐキッチンカー経営を目指す島出身者。


■亀津出身。徳之島高校卒業。


■現在は福岡在住。


■趣味:旅行(大自然系が好き)、パン屋さん巡り


■座右の銘:与えれば与えられる


■近い将来の夢:オーストラリア周遊

STORY

徳之島にて生まれ、高校卒業まで島でのびのびと育つ。


高校時代から徳之島の経済・地域づくりに興味を持っていた為、大学では地域政策を専攻する。
卒業研究では「徳之島の持続可能な地域づくり」について取り組み、島づくりには若者の存在が必要不可欠であり、
環境教育などにより若者の島への愛着形成を図ることが大切だと学ぶ。



大学卒業後は、旅行会社に就職。
徳之島の旅行商品をつくり、島の観光業に貢献したいという志の元、入社した。
しかし、自分でも気づいていなかった要領の悪さを発揮し、受けた仕事を精一杯進めていくのに必死で、
早朝出勤・残業も当たり前な毎日を過ごす。
そんな日々の中で仕事へのモチベーションが保てず、徐々に情熱や夢は消えていった。
一方で、接客時お客様の楽しそうな姿や笑顔を見ることがとても嬉しく感じていた。


その後、一区切り打とうと丸3年勤めた会社を退職し、一度勤めてみたかった飲食店で働くことに。
昼も夜も掛け持ちで働き、多くのお客様と直接関わっていく中で、
常連の方と少しずつ心地の良い関係性を築いたり、
お客様の笑顔を見られることがやはり嬉しく、接客業が好きだと実感する。



約一年後飲食店を辞め、一度島へ帰ることに。
改めて島の自然や文化、人柄に触れ、忘れていた”島へ何かしらの恩返しをしたい”という想いが強くなる。


島にいる間は町役場が経営する、お土産も販売している食品加工センター”美農里館(みのりかん)”にて勤務。

今までの経験やご縁を繋ぎ、私の住む福岡を拠点に九州本土で徳之島のお土産などを移動販売し
多くの人と徳之島を繋いでいけたらと思うようになる。

本来であればキッチンカー開業後に通販事業を展開していくつもりであったが、
今の状況を見てキッチンカーは来年・再来年に開業する方がいいと判断し、
まずは先に出来る通販事業を進めて行くこととした。



なお利益の一部は、徳之島の子どもたちへの環境教育に還元していく。

支援先は、島民への環境教育に精力的に取り組まれている「歩健学研究室」である。

この研究室において、メインで活動されているのは私の大学時代の恩師とその奥様であり、
「健康」「環境」「教養」「観光」の視点から島を盛り上げるために様々な取り組みをされている。

そして子どもたちに、楽しく優しくのびのびと、
島の海や山といった自然や地域の事を学ぶ場を提供されている。


この環境教育により、いつか徳之島を担っていく子どもたちが島に愛着や誇りを持ち、
自分たちなりに島の未来を考えていく力が養われていくことで、ずっと続いていく島づくりの基礎になると信じている。


 

最後に、私のこの取り組みにより、本土のお客さん、徳之島の生産者さん、
そして島の子どもたちへとが繋がって、徳之島を想うみんなの笑顔を生み出すきっかけとなれば本望である。

SUPPORT DESTINATION

【支援先の歩健学研究室について】

歩健学研究室は2001年に佐世保で設立され、現在は徳之島の伊仙町にある阿権(あごん)に移設し、活動している。
「自然環境を活かした地域づくり・健康づくり」をテーマにこれまで様々な教育・研究活動を展開してきた。

恩師である先生のお母様は徳之島ご出身で、ご自身も徳之島で幼少期を過ごされる。
数年前にご夫婦で徳之島へ移住し、お二人とも、子どもたちからお年寄りまで幅広い層を対象に精力的な活動をされている。


店主も大学時代はこの研究室(ゼミ)に所属し、座学だけでなく実際に多くの地域を訪れたり、
活動に参加することで、地域づくりについての見聞を広げていった。
 先述したが、卒業研究において、
島づくりには「若者」の存在が大事だということが分かった。

そのことが1つのきっかけとなり、「しまっ子ガイド」という取り組みが展開される運びとなった。
これについても歩健学研究室が提案・支援を行い、現在複数の小学校で進められている。


また、先生は奄美群島において、世界自然遺産に向けてのエコツアーガイド育成研修の講師を務められている。

【歩健学研究室の環境教育の取り組み】

●しまっ子ガイド




「しまっ子ガイド」達が、実際に外に出て活動に取り組む様子。
写真の木はガジュマル。

子どもたちは、地域について学び、案内する素材を考え、プログラムを組み、実際にガイドをして、振り返りを行う。

相手に伝える技術等も学び、ただガイドをするのではなく、ガイド中にクイズを出題することも。

この取り組みにより、子どもたちの地域への誇りの形成やコミュニケーション能力の向上といった効果が期待されている。

画像提供元:「徳之島 しまっ子ガイド」より
徳之島しまっ子ガイド | Facebook



●ガジュマルとケンムンTシャツの販売



「しまっ子ガイド」の活動を持続的に行う為、モンベルとコラボした「しまっ子ガイド応援オリジナルTシャツ“ガジュマルとケンムン”」を販売している。


素敵なイラストは、阿権ご在住だったイラストレーター竹添星児さんによるもの。


伊仙町のふるさと納税の返礼品としても販売されており、売り上げの一部が研究室を通して活動に役立てられる。


7月には、阿権の子どもたちを対象に「漂着物と海ごみのお話」という講演を実施。

●阿権浜水族館

阿権浜水族館は、歩健学研究室を事務局に活動している。
阿権浜のみならず、その他の浜もフィールドとし、生き物たちの調査を行うとともにその観察会を実施。

子どもだけでなく大人も対象に、環境教育を行う。
浜だけでなく、学校での観察会や講演も実施している。


Facebookページではウミウシやウミガメ、野鳥等たくさんの生き物たちの投稿を見ることができる。

写真は伊仙町の喜念浜。

写真提供元:「阿権浜水族館」より
阿権浜水族館 | Facebook





このように、歩健学研究室をベースとして様々な活動に取り組まれている。
その他の活動の様子は、写真をクリックすると各Facebookページに飛べるので、是非一度ご覧いただきたい。
上から順に、「徳之島しまっ子ガイド」、「歩健学研究室」、「阿権浜水族館」。